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ジーゼルエンジン(ディーゼルエンジン)にはプラグがついていない?

結論から言えばジーゼルエンジンにはプラグはついていません。このことは自動車に携わる仕事をしている人であればほとんどの方が知っていることだと思います。しかし、自動車DIYを始めたばかりの方や、一般の方は以外に知られていない事だと私は思います。どうしてジーゼルエンジンの車にはプラグがないのでしょうか?ここでは出来る限り簡単にガソリンエンジンとジーゼルエンジンの違いを説明していきたいと思います。

ガソリンエンジンとジーゼルエンジンの違い?

ガソリンエンジンとジーゼルエンジンの違いで最初に思い浮かぶことは燃料の違いだと思います。当たり前のことですが、ガソリンエンジンの燃料はガソリンを使っています、そしてジーゼルエンジンの燃料は軽油になります。この二種類の燃料の違いからエンジンが異なってきます。ガソリンエンジンの動きを燃料の面から見て簡単に説明すると、エンジン内にガソリンを霧状にして噴射し点火プラグによって着火します、その繰り返しによってエンジンは動いています。

ではジーゼルエンジンではどうでしょうか?ジーゼルエンジンの燃料は軽油であることは上記の文でも解説しましたが、軽油は発火点が低いので、エンジン(ピストンが上昇した時)の圧縮熱で着火させることが出来ます。このことからプラグを使わなくても霧状になった軽油をエンジン内で燃焼させることが出来ます。
(発火点・・・発火点とは、ある温度になると火を近づけなくても燃え始める温度のこと)

上記の文でジーゼルエンジンには点火プラグはついていないと説明しましたが、ジーゼルエンジンには冬などの寒い時期に圧縮熱が周りに奪われ、なかなかエンジンが始動しにくい状況になることがあります。この事を防止するため、ジーゼルエンジンには圧縮点火を補助するためにグロープラグというものがついています。このグロープラグの一般的作動は、エンジンを始動させる前(キースイッチをオン時)にグロープラグに電流を流し、そのときに発生する熱でエンジンの始動(圧縮着火)を補助するものになります。グロープラグは点火プラグではないので結果的にジーゼルエンジンにはプラグ(点火プラグ)がついていないということになります。

さらに詳しい説明を聞きたい方は、当サイト掲示板に質問をお寄せください。私どもの答えられる範囲内でお答えさせていただきます。
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