ムーブ ホーン 取付手順
ここではムーブ(カスタムX)の純正ホーンから社外品のホーンに交換するDIYの作業要領について解説していきたいと思います。車種によっては配線の接続方法が異なる場合がありますので、配線図などを参考に確実な作業を行うようにしましょう。
1、まず純正ホーンの取り付いている位置を確認します。このムーブの場合、ホーンはエンジンルームの下部に取り付いていましたのでバンパーを取り外しての作業となります。
□で囲んだ部分の下がホーンの取り付いている場所になります。
2、バンパーを取り外す為にバンパーを固定しているプラスティックのリベットをすべて取り外します。下記の画像のように−ドライバをプラスティックリベットの頭の下に掛けこじるようにして頭を浮かせます。
注意・・・下側にかけるとリベットは外れずに割れる可能性がありますのでご注意ください。
今回のムーブの場合タイヤハウスや、バンパーの下側、エンジンルームに固定されているリベットをすべてあわせると約20個程度のリベットで固定されていました。
それらのリベットをすべて外すとバンパーを取り外すことが出来ます。
取り外し要領・・・バンパーを取り外す際は二人で作業を行ったほうが楽に取り外すことができ、又バンパーの落下を防止することも出来ます。
下記の画像は、バンパーの下のリベットの一つを撮影した画像です、今回はナンバーも取り外して作業を行いました。
3、バンパーを仮に外したら、左右のフォグランプのカプラを外して、バンパーを完全に取り外します。下記画像の左下の□で囲んだ配線がフォグランプの配線で、右下がバンパーを取り外した画像になります。右下の□で囲んだ部分が純正ホーンが取り付いている場所です。
4、バンパーを外し終わったら、純正ホーンの取り外しに入りますがホーンを取り外す前に左下の□で囲んだ部分のホーンの配線を取り外しておきます。
5、純正ホーンを取り外したら、社外のホーンに純正のホーンに取りついていた配線を取り付け、音が正常に鳴るか作動確認を行います。
ムーブの場合純正の配線は一本でホーンも一つしかついていないので、純正のホーンの配線を社外のホーンの片一方の端子に差込んで、もう一つの端子はワニ口クリップの配線を使ってボディーアースを取ります。
配線をつなぎ終わったら、ホーンを鳴らしてみて正常に鳴れば本付けに取り掛かります。
6、上記の、配線接続で一つのホーンを鳴らすことは出来ましたので、ここからは、二つホーンを取り付けるための配線の加工を行っていきます。
まず純正ホーンに取り付いていた配線に電源分岐用のカプラを取り付け、二つ目のホーンのためのプラス電源を確保する作業に入ります。
分岐用カプラを取り付け電源を確保できたら最初に取り付けた社外のホーンの端子の一つに純正ホーンに取り付いていたカプラをそのまま差し込んでおきます。これで一つ目のホーンの電源は確保できたことになります。
7、左下の黄色い□で囲んでいる部分が一つ目のホーンで、白い□で囲んだ部分が二つ目のホーンを固定しただけの画像になります。ここで6番目で作った二つ目のホーンの為の電源配線を、ホーン端子に差し込めるようにギボシを使って差込口を作っておきます。
差込口が下記の左下画像のように完成したら、二番目のホーンの端子のどちらかに差し込んでおきます。
これで両方のホーンのプラスの電源は確保できました
8、7番目の作業で両方のプラスの電源が確保できたら、今度は両方のホーンのアース回路を作る作業に入ります。下記の画像のように、アース線を二つ作っておきます。
9、アース線が出来たらボディーアースが取れるボルトに二つのアース線を挟みこませ、残りの配線を、それぞれのホーンの残りの端子に取り付けます。
下記の画像に写っているホーンが二番目のホーンになります、下記の画像では確認しずらいですが、最初に付けたホーンはその真下に取り付いています。
下記画像が、一番最初に取り付けたホーンになります。このホーンにも、上記で作ったアース線を接続します。□で囲んだ部分がアース線です。
すべての配線の接続が終わったら配線をまとめる作業に入ります。ロックタイ(タイラップ)を使い配線が動かないように固定していきます。
10、配線を固定したらホーンの作動確認を行います。下記の画像がすべての配線を接続し終わった画像です。
11、確実にホーンの取り付けが終わったら、バンパーを取り外した時と逆の手順で取り付け、作業終了になります。
すべての作業が終了したら安全走行の為に、電気周り(ヘッドライト、ホーン、ターンシグナル、フォグランプ、スモール、ハザード・・・)が正常に作動するかの確認を行っておきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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