to-sou.com  自動車DIY
 

         




      
トップページ Q&A掲示板 DIY疑問 DIY挑戦記








1.自動車に関する基礎知識


ここではDIYを行う上での基礎知識の紹介を行って行きたいと思います。基礎知識といっても自動車には数多くの基礎知識とよばれるものがあります。


例をあげてみると、工具の使い方、エンジン、足回り、電気、板金、塗装・・・ キリがありません(~_~)


自動車のプロであれば車を構成する各部分にある、基礎知識と呼ばれるものを理解しておかなければなりません。


これらのことをすべて覚えることはとても大変な事です。プロであってもすべての基礎を理解できている人は少ないと思います。


ここでは、一般のDIYユーザーが知っているとDIY上級者や
プロの方と少しでも車のことについて自信をもって話ができればと思っています。


すべての項目を網羅することは難しいので、ポイントを挙げて、私なりに重要だと思える項目を雑学形式で記載させていただきました。




自動車とは何か?



まず、そもそも自動車という定義は何なのでしょうか? 


この問いに正確に答えられ方は以外に少ないのではないでしょうか。


この問いを解決してくれるのは道路運送車両法です。


道路運送車両法によれば、



自動車とは、原動機により陸上を移動させることを目的として製作した用具で、


軌条(きじょう)又は架線(かせん)を用いないもの、あるいはこれにより牽引して陸上を移動させることを


目的として製作した用具であって、原動機付自転車以外のものをいう。




簡単補足・・・軌条=(電車のレールなど)    架線=(かけわたした電線など)




とあります。


要するに電車などの乗り物は自動車には該当しない。


又、原付も自動車には該当しないということになります。


それではトレーラはどうなのでしょうか?


トレーラは原動機を搭載していませんが、トラクターに牽引されるので自動車となります。


ちなみにトロリーバスは架線を用いるので自動車には該当しません。


要するに自動車とは原動機(エンジン)を搭載してレールや電線を使用せずに


運転者が自分の判断で自由に移動することができるもので


例外として原付(原動付き自転車)は自動車には含まれないという事になります。






自動車に求められる性能とは?



自動車に求められる性能は一般的に1.走る、2.曲がる、3.止まる、といったようなものがあげられます。


この項目はエンジニアの卵や自動車整備士の方々も基礎の基礎として学習する項目です。


この項目は後半にいくほど大切な項目となります。簡単に説明すると


1番目の
走るは当然のことで、自動車は走らなければ一般的な自動車では意味がありません。


次にくる項目の
曲がるは重要で、仮に走ることができてもステアリング(ハンドル)操作で曲がることが


できなければ壁に衝突してしまいます。


最後の3.
止まるは、一番重要です。


ブレーキがきかないと最悪です。


車を運転されている自動車ユーザーであれば


もし突然ブレーキが効かなくなったらと想像するだけで恐ろしい限りだとおもいます。


このことからも自動車のブレーキなどの重要な機構はシンプルかつ丈夫なつくりとなっています。


又、車検などの定期点検にも必ず入っている点検項目です。


このことから自動車の整備をする上でも、DIYをする上でも足回りに関する項目は特に注意が必要で


不適当な作業は避けたほうが無難です。






ガソリンエンジン基礎の基礎知識


よく自動車の整備業界ではエンジンの故障探求や一般のトラブルシュートにも


エンジンが始動しないという問いについて、次の3項目を基本として故障の場所を探っていきます。


エンジンが始動するためには


1.良い圧縮 2.良い混合気 3.良い火花 


が必要でこの一つが欠けてもエンジンは始動する事ができません。


このことを分かりやすく説明すると、良い圧縮が無い場合は、良い混合気と良い火花(適切な点火時期)が


あっても混合気を圧縮することができずにプラグで点火してしまい


エンジン内での爆発によるエネルギーは得ることができません。


又、良い混合気も同様で、仮に良い圧縮と、良い火花があっても、混合気が薄すぎた場合は未燃焼


逆に濃すぎた場合もかぶりなどが発生、結果として未燃焼となります。


それでは、良い火花が無い場合はどうでしょうか?


いうまでもありません。ライターの火花が無いのと一緒で絶対に点火することはできません。


このことから分かるようにガソリンエンジンの三要素 良い圧縮、良い混合気、良い火花


エンジンの故障探求時にも基礎の基礎として重要な知識です。現在のエンジンやその他のシステムは


コンピューターによる制御が主流で電気の知識やITに関する知識も必須となっていますが、


これらのことを学習する以前に本当の基礎を理解していなければ


トラブルの発見は不可能であると思います。


コンピュータがどうして制御をするのかを考えるとそのことは分かると思います。


エンジンがしっかりと動けるように


結果として、良い圧縮、良い混合気、良い火花をより適切に得るための制御を行っているのです。


これらの基本事項がしっかりと理解できていれば、圧縮はあるのにエンジンが始動しないといったトラブルも


残りの2要素の良い火花、良い混合気に問題がある


というように考えながら、問題点までたどり着けるものだと思います。







車は奥が深い、私は常々感じているところです。


私にも自動車の事を学ばせていただいた恩師が居ますが、その恩師は


車一台のことが完璧に理解できれば、日常生活にある他のトラブルもおおよそは


自力でDIY修理することができると講義で述べていました。






学べば学ぶほど自分が無知であると気が付く


私の好きな言葉です。  アインシュタインの名言から引用させていただきました。

























最後までご覧いただきありがとうございました。


トップページ  Q&A掲示板 DIY疑問 DIY挑戦記